ソフトバンク、「Xperia XZ」を11月上旬以降に発売
ソフトバンクは、ソニーモバイル製「Xperia XZ」を11月上旬以降に発売する。SoftBankブランドの2016年冬モデルのひとつとして提供され、10月14日より予約受付を開始する。
「Xperia XZ」は、ソニーのXperia Xシリーズの最上位機種と位置付けられるモデルで、5.2インチディスプレイや2300万画素カメラを搭載する、Android 6.0スマートフォン。その特徴は、デザイン、カメラで、バッテリー面の改善も新たに工夫した部分だ。
デザイン
ラウンドした側面は持ちやすさを追求したもの。背面には、高輝度かつ高純度という神戸製鋼のメタル素材「ALKALEIDO」を採用し、質感を高めている。また背面中央には「XPERIA」とロゴが配されている。これはグローバル版と同じデザインになるという。
カメラ
2300万画素カメラは、これまでと同じく広角24mmのGレンズ、裏面照射型センサーの「Exmor RS for mobile」、画像処理エンジン「Bionz」という組み合わせ。さらに今回は、レーザーオートフォーカス(レーザーAF)センサーと、RGBC-IRセンサーを搭載する。レーザーAFにより、暗い場所でも赤外線の反射を利用して被写体までの距離を測定し、ピントあわせをスピーディに行う。またRGBC-IRセンサーは光源を特定して正確な色味になるよう調整できるようにしている。
このほかマニュアルモードも搭載。シャッタースピードを選択できるようになり、ペンライトで何か描いているさまを、低速シャッターで撮影すると、光の軌跡を切り取るといった撮影も楽しめる。ピントあわせもマニュアルで設定できる。
手ブレ補正は、これまでの角度補正や回転ブレに加えて、シフトブレ(X軸、Y軸のブレ)を補正できるようになった。あわせて5軸での補正となり、マクロ撮影時などでその効果を実感しやすい。
フロントカメラは約1320万画素で、1/3型センサーにより高感度撮影を実現した。広角22mmのレンズで、グループでの自分撮り(セルフィ)でも使いやすい。
バッテリー
バッテリーの状態にあわせて最適な充電になるよう調整するQnovo社の技術を今回も採用しつつ、さらに「いたわり充電」という機能を採用する。これは、ユーザーの生活習慣にあわせて満充電になる時間をコントロールするというもの。朝、起床して出勤するユーザーには、起床時にあわせて満充電になるよう、就寝中はいったん充電を止め、起床直前に100%になるようにする。長時間の充電を避ける仕組みで、バッテリーへの負荷を減らし、2年使っても劣化しにくい、とうたう。
またSTAMINAモードでは、新たに3段階のモードから選べるようになった。バックグラウンドのデータやGPS、高画質モードなどを、節電レベルにあわせて制限する。
Type-Cに対応
大きさは146×72×8.1mm、重さは161g。チップセットはMSM8996で、CPUは2.2GHz駆動のデュアルコアと1.6GHz駆動のデュアルコアを組み合わせたクアッドコア。メモリは3GB、ストレージは32GB。バッテリー容量は2900mAh。側面のボタンに指紋認証センサーを組み込む。またUSB Type-C端子を新たに採用し、キャップレス防水をサポートする。
モバイル通信では、3波キャリアアグリゲーションや、4×4 MIMO、256QAMといった新仕様に対応し、下り最大350Mbpsで通信できる。
ボディカラーは、ミネラルブラック、プラチナ、フォレストブルー、ディープピンクの4色。ディープピンクはグローバル版にはないカラーとなる。